ユーザー名 :luice

passwd     :*******

HP address :http://www.luice.or.jp/~luice

            http://www2.luice.or.jp/~luice

目的 file  :index.html

            index.jpg



User dirctory  :/~luice/html/



-------------------------------------------------------------------





1・先ず 初めに 



   +----------------------------------------------+

   | メニューから MS-dos プロンプト(dos窓)を 開き|

   | Luice-Netに 接続して 以下の作業です。        |

   +----------------------------------------------+

	

2・次に dos 窓で 



          cd \

	  cd \home     <-- パソコンのこの ディレクトリ内に 目的file が 存在



3・次に  

     ftp www.luice.or.jp  

     user   luice

     passwd  ******



          help          <---- ここで help と すれば 使用可能コマンドが出てくる。

     cd html       <---- ここで HTML ディレクトリへ移動する。

     as           <--- アスキーモード: txt 等を転送するモード



     put  index.html

	  bi            <--- バイナリーモード: 画像 等を転送するモード



	  put index.jpg

      bye (以上で転送完了)

  



後は http://www.luice.or.jp/~luice/ を 見てみる。



------------参考例---------------------



C:\WINDOWS>ftp www.luice.or.jp

Connected to av2.luice.or.jp.

220 av2 FTP server (SunOS 4.1) ready.

User (av2.luice.or.jp:(none)): luice

331 Password required for luice.

Password:

230 User luice logged in.

ftp> help

Commands may be abbreviated.  Commands are:



!               delete          literal         prompt          send

?               debug           ls              put             status

append          dir             mdelete         pwd             trace

ascii           disconnect      mdir            quit            type

bell            get             mget            quote           user

binary          glob            mkdir           recv            verbose

bye             hash            mls             remotehelp

cd              help            mput            rename

close           lcd             open            rmdir

ftp>

ftp> as

200 Type set to A.

ftp> put index.html

200 PORT command successful.

150 Opening ASCII mode data connection for 'index.html'.

226 Transfer complete.

ftp> bi

200 Type set to I.

put index.jpg

200 PORT command successful.

150 Opening BINARY mode data connection for 'index.jpg'.

226 Transfer complete.

ftp: 28 bytes sent in 0.00Seconds 28000.00Kbytes/sec.

ftp> bye

221 Goodbye.

--------------------------------------------------------



** ファイル転送をする。



ファイル トランスファープロトコル( FTP )によってネットワークを通してファイル転送

などを行ないま す。普通は相手の計算機にログインする形で

接続されますので、相手側にアカウントが必 要です。相手のホスト名を luiceとすると、 





        % ftp luice

        Connected to yaoya.

        220 luice FTP server ( Version ... ) ready.

        Name(*****):

        331 Password required for ****i.

        Password:

        230 User ***** logged in.

        ftp>





ここでName:の行では()の中のアカウント名と異なる名前でログインしたいときはその名前 をタイプします。

Password:に対してはパスワードをタイプしてください。ftp>とプロンプ トが表示されると接続完了です。ここで

対話方式でファイルの転送を行ないます。どんな コマンドがあるかhelpで見てください。60近い数のコマンドが

用意されていることがわか ります。このうち良く使うコマンドは 





        ascii   ASCIIファイルを転送するモードに設定



        binary  バイナリーファイルを転送するモードに設定



        cd      相手の計算機のディレクトリ変更



        lcd     自分の計算機のディレクトリ変更



        dir     相手の計算機のディレクトリの内容表示



        ls      相手の計算機のディレクトリの内容表示



        pwd     相手の計算機の現在のディレクトリ



        get     相手からファイルを受け取る



        mget    相手から複数のファイルを受け取る



        put     相手にファイルを送る



        mput    相手に複数のファイルを送る。



        prompt  転送時の問い合わせのオン・オフ



        verbose メッセージを詳細にする・しない



        status  現在の設定状態表示



        open    新しい相手と接続



        close   接続を閉じる



        quit    接続を閉じてftpを終了



        help    ヘルプ



        !       自分の計算機のシェルにコマンドを実行させる。





などです。通常は相手のディレクトリをcdで切り替え、必要なファイルをgetやmgetで受け 取るとか、

putやmputでこちらから転送します。たくさんのファイルを送りたいときはmge tやmputを使いますが、promptを一回やってプロンプトをオフにしておくと一々聞いてこな くなります。

!は、例えば自分の計算機の現在のディレクトリが知りたければ!pwdとやりま す。

pwdだと相手側の現在のディレクトリを表示してしまいます。



 これまでの例ですと相手の計算機に自分のアカウントがあることが前提でした。

実際に はそれ以外に匿名で接続できる計算機が世界中にたくさんあります。

anonymous ftpといわ れanonymousというアカウント名を使います。

例えば 





        Name (archie.wide.ad.jp:iwashi): anonymous

        331 Guest login ok, send e-mail address as passwd.

        Password:

        230-Welcome to archie.wide.ad.jp





といった具合です。ここでPassword:の行はエコーされませんが、

****@luice.or.j pと入力します。

anonymous ftpはすべての計算機が提供しているのではありません。

見せ てもらえるファイルも限定されています。

anonymous ftpのサービスをしている計算機は個 別に教えてもらう場合もありますが、

archieというコマンドで検索することも可能です。 近くのanonymous ftpサービスとしては、ftp.kuis.kyoto-u.ac.jpなどがあります。



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このファイルはSunOS4.1.3-JLE1.1.3の日本語manページを html用に整形したものです。 



日本語SunOS4.1            1991年10月2日                         1

FTP(1C)                 ユーザ・コマンド                  FTP(1C)





【名前】

     ftp - ファイル転送プログラム



【形式】

     ftp [ -dgintv ] [ hostname ]



【使用条件】

     このコマンドは、 Networking ソフトウェア・インストレーション

     ・オプションとともに使用できます。オプションのソフトウェアの

     インストール方法については、「 SunOSインストレーション・ガイ

     ド」を参照してください。



【機能説明】

     ftp は、 ARPANET 標準ファイル転送プロトコル( FTP )用のユー

     ザインタフェースです。本コマンドは、リモートネットワーク・サ

     イトへ、あるいはリモートネットワーク・サイトからファイルを転

     送します。



     ftp の通信相手であるクライアント・ホストの名前を、コマンド行

     に 指定することができます。その場合、 ftp はただちにそのホス

     トの FTP サーバとの接続を確立しようとします。ホスト名が指 定

     されなかった場合は、コマンドインタプリタに制御が移り、ユーザ

     からの指令を待ちます。コマンド入力待ちのとき、 `ftp>' という

     プロンプトが表示されます。



【オプション】

     オプションはコマンド行上に指定することも、コマンドインタプリ

     タに対して指定することもできます。



     -d   デバッグモードを有効とします。



     -g   ファイル名のグロビング(展開)機能を無効とします。



     -i   複数ファイル転送時における対話モードのプロンプト出力 を

          抑止します。



     -n   初期接続時に”自動ログイン”を行いません。自動ログイ ン

          が 有 効 な とき、 ftp はユーザのホームディレクトリ内の

          .netrc ファイルを検査し、当該リモートマシンのアカウント

          を 記述しているエントリが存在するかを確かめます。存在し

          ない場合、 ftp はそのアカウントのログイン名の入力を要求

          し ます(デフォルトはローカルマシン上のログイン名)。さ

          らに、もし必要な場合には、ログインの用のパスワードと ア

          カウントの入力も要求します。



     -t   パケットトレース機能(未実装)を有効とします。



     -v   データ転送統計情報のレポートとともに、リモートサーバ か

          らのすべての応答を表示します。 ftp がユーザの端末からの

          入力と対話モードで稼働している場合には、本機能はデ フォ

          ルトによりオンとなります。



【コマンド】

     !  [ command ]

          ローカルマシン上で、指定されたコマンドをシェルコマン ド

          と して実行します。コマンド名が指定されていない場合、対

          話形のシェルを呼び出します。



     $ macro-name [ args ]

          指定したマクロを実行します。このマクロは macdef コマ ン

          ド で定義されたものです。引数( args )はそのままマクロ

          に渡されます。



     account [ passwd ]

          ログインが正常に完了した後、リモートシステムが資源を ア

          ク セスする際に必要な補助パスワードを指定します。引数指

          定が省略されたとき、ユーザはアカウントパスワードを入 力

          す るよう要求されます。入力されたパスワードは画面上では

          エコーされません。



     append local-file [ remote-file ]

          指定したローカルファイルを、リモートマシン上のファイ ル

          の 最後尾に追加します。リモートファイル名の指定を省略す

          ると、 ntrans または nmap 設定によって変更さ れ た 後、

          ロー カルファイル名を使ってリモートファイル名が決定され

          ます。ファイル転送時、「表現型式」、「ファイル構 造」、

          「転送モード」に関しては、現在の設定値が用いられます。



     ascii

          「表現型式」を、デフォルトのタイプである「ネットワー ク

          ASCII 」に設定します。



     bell 各ファイル転送コマンドが終了するたびに、ベルを鳴らし ま

          す。



     binary

          「表現型式」を、「 image 」に設定します。



     bye  リモートサーバによりFTPセッションを終了し、 ftp コマ ン

          ドの実行を終了します。ファイルの終わり(EOF)に到達した

          場合も、やはりセッションが終了しコマンド実行が終了し ま

          す。



     case mget コマンド実行中に、リモートコンピュータファイル名の

          大 /小文字マッピングをオン/オフします。デフォルトはオ

          フです。オンにした場合、すべて大文字の名前を持つリ モー

          ト コンピュータファイルは、小文字に割り付けられた文字に

          よりローカルディレクトリに書き込まれます。



     cd remote-directory

          リモートマシン上のワーキングディレクトリを、指定され た

          ディレクトリに変更します。



     cdup リモートマシン上のワーキングディレクトリを、そのディ レ

          クトリの親ディレクトリに変更します。



     close

          リモートサーバによりFTPセッションを終了し、コマンドイン

          タ プリタに戻ります。定義されたマクロがあれば削除されま

          す。



     cr   「ネットワーク ASCII 」タイプのファイル検索中にお け る

          RETURN を除去する処理をオン/オフします。「ネットワーク

          ASCII 」タイプのファイル転送時 に は、  RETURN/LINEFEED

          シー ケ ン スによってレコードが認識されます。 cr がオン

          (デフォルト)のとき、 RETURN 文字がこのシーケンスか ら

          取 り除かれます。これにより、 LINEFEED のみでレコードを

          区切っているUNIXシステムの仕様に準拠できます。UNIX以 外

          の システムのリモートホスト上のレコードは、 LINEFEED の

          みをデリミタとして使用している場合があります。「ネッ ト

          ワー ク  ASCII  」 タ イ プの転送を行ったとき、これらの

          LINEFEED 文字は cr がオフの場合にのみレコード・デリミタ

          とは区別して扱われます。



     delete remote-file

          リモートマシン上の指定したファイルを削除します。



     debug [ debug-value ]

          デバッグモードをオン/オフします。オプション の  debug-

          value  を指定すると、そのデバッグレベルが設定されます。

          デバッグモードがオンのとき、 ftp はリモートマシンに送ら

          れたコマンドを、先頭に `-->' を付加して印刷します。



     dir [ remote-directory ] [ local-file ]

          指定されたリモートディレクトリの内容を、指定された ロー

          カ ルファイルに出力します。 remote-directory が省略され

          たときは、カレントワーキングディレクトリの内容が出力 さ

          れます。 local-file が省略されたときおよび `-' が指定さ

          れたときは、出力先は端末となります。



     disconnect

          close と同一機能です。



     form [ format-name ]

          「表記タイプ」のうちのキャリッジコントロールフォー マッ

          トサブタイプを、指定した format-name に設定します。なお

          format-name として指定可能なものは non-print だけです。

          こ れはデフォルトの「ノンプリント」サブタイプに対応しま

          す。



     get remote-file [ local-file ]

          指定されたリモートファイルを取り出し、指定されたロー カ

          ル ファ イル名でローカルマシンに格納します。 local-file

          を省略すると、ファイル名はリモートマシン上のものと同 一

          に なります。ただし現在有効な case, ntrans, nmap の設定

          値により変更されることがあります。ファイル転送時、 「表

          記 タ イ プ」、「ファイル構造」、「転送モード」に関して

          は、現在の設定値が用いられます。



     glob mdelete, mget mput 用のファイル名のグロビングモードをオ

          ン /オフします。グロビングモードをオフにすると、ファイ

          ル名は展開されずそのまま使用されます。



          mput 用のグロビング処理は、 csh(1) での処理と同一です。

          mdelete  および mget に関しては、各リモートファイル名は

          リモートマシン上で個々に展開され、リストはマージされ ま

          せん。



          ディレクトリ名の展開は通常のファイル名の展開とはかな り

          異 なります。すなわちグロビングの結果はリモートオペレー

          ティングシステムとFTP サー バ に よ り 決 ま り ま す。

          `mls remote-files -'.  によりあらかじめ得ることができま

          す。



          mget と mput は、ファイルのディレクトリサブツリーをすべ

          て 転送するためのものではありません。そのような転送を行

          いたいときは、 tar(1) アーカイブをサブツリーに転送し て

          く ださい( binary コマンド実行で得られるような「 image

          」という「表現型式」を用いる)。



     hash 個々のデータブロックが転送されるつどハッシュサイン(  #

          )を表示する処理をオン/オフします。



     help [ command ]

          指定されたコマンドの意味を説明するメッセージを表示し ま

          す。 引数が省略されたときは、定義されているコマンドの一

          覧表を表示します。



     lcd [ directory ]

          ローカルマシン上のワーキングディレクトリを、指定され た

          ディ レクトリに変更します。引数が省略されたときは、ユー

          ザのホームディレクトリが用いられます。



     ls [ remote-directory ] [ local-file ]

          リモートマシン上のディレクトリの内容を、要約した一覧 形

          式 で出力します。 remote-directory が省略されたときは、

          カレントワーキングディレクトリの内容が出力さ れ ま す。

          local-file  が省略されたときおよび `-' が指定されたとき

          は、出力先は端末となります。



     macdef macro-name

          マクロを定義します。後続の行で指 定 さ れ た 内 容 が、

          macro-name という名前のマクロとして格納されます。マクロ

          定義の終わりはNULL行(ファイル中では連続した NEWLINE 文

          字、 端末入力では連続した RETURN 文字)によって表されま

          す。定義可能なマクロ数は最大16個、その合計文字数の最 大

          値は4096文字です。いったん定義されたマクロは、 close コ

          マンドが実行されるまで定義されたままとなります。



          マクロインタプリタは、 `$' と `\' を特殊文字として認 識

          します。 `$' の後に1個または複数個の数値を指定すると、

          マクロ呼び出しコマンド行内の対応する引数によって置き 換

          え られます。 `$' の後に文字 `i' を指定すると、マクロプ

          ロセッサに対してそのマクロはループされる旨を表しま す。

          つ まり1回目の実行時には、 `$i' はマクロ呼び出しコマン

          ド行内の第1引数で置き換えられ、2回目の実行時には第 2

          引数で置き換えられ、という方法で繰り返されます。 `\' の

          後に何らかの文字を指定すると、 `\' はその文字で置き換え

          られます。これにより、 `$' を通常の文字として(特殊文字

          ではなく)使用することができます。



     mdelete [ remote-files ]

          リモートマシン上の指定したリモートファイルを削 除 し ま

          す。



     mdir remote-files local-file

          dir と同機能ですが、複数個のリモートファイルを指定で き

          る 点が異なります。対話モードのプロンプトが有効な場合、

          ftp は最終引数が mdir の出力先であることを確認するた め

          のプロンプトを出力します。



     mget remote-files

          リモートマシン上の指定されたファイル名を展開し、それ に

          より生成された名前を持つ各ファイルに対して get を実行し

          ます。ファイル名展開の詳細については glob の項を参照 し

          てください。生成されたファイル名は、 case, ntrans, nmap

          の設定値に従って処理されます。ファイルはローカルワー キ

          ングディレクトリ( `lcd directory' により変更可能)に転

          送されます。新たなローカルディレクトリを作成す る に は

          `! mkdir directory'.  を使用してください。



     mkdir directory-name

          リモートマシン上にディレクトリを作ります。



     mls remote-files local-file

          ls(1V) と同機能ですが、複数個のリモートファイルを指定で

          き る 点 が異なります。対話モードのプロンプトが有効な場

          合、 ftp は最終引数が mls の出力先であることを確認す る

          ためのプロンプトを出力します。



     mode [ mode-name ]

          転送モードを、指定された mode-name に設定します。 な お

          mode-name  として指定可能なものは stream だけです。これ

          はデフォルトの「ストリーム」モードに対応します。



     mput local-files

          引数として与えられたローカルファイル名のリスト中のワ イ

          ル ド カー ドを展開し、それにより生成された名前を持つ各

          ファイルに対して put を実行します。ファイル名展開の詳細

          に ついては glob の項を参照してください。生成されたファ

          イル名は、 ntrans および nmap の設定値に従って処理さ れ

          ます。



     nmap [ inpattern outpattern ]

          ファイル名マッピング機能を設定もしくは解除します。引 数

          指 定を省略した場合が解除となります。引数を指定すると、

          リモートファイル名は「出力先のリモートファイル名指定 の

          な い  mput および put コマンド」の実行時にマップされま

          す。同様にローカルファイル名は「出力先のローカルファ イ

          ル名指定のない mget および get コマンド」の実行時にマッ

          プされます。



          本コマンドは、ファイル名規約の異なった非UNIXシステム の

          リ モートホストに接続したい場合に便利です。マッピング処

          理は、 inpattern と outpattern で設定されたパター ン に

          従っ て 行われます。 inpattern は入力ファイル名(すでに

          ntrans および case 設定により処理されている場合もある)

          用 の テンプレートです。 inpattern 中に $1, $2, ..., $9

          を含めることにより、変数を使用したテンプレート処理も 可

          能です。 $ を特殊文字ではなく通常の文字として扱う必要が

          あれば、 \ を利用してください。その他の文字はすべて入力

          されたとおりに処理され、 nmap の inpattern 変数の値を決

          定するために用いられます。



          たとえば inpattern として $1.$2 を指定したとき、リ モー

          ト ファ イル名が mydata.data であるとすると、 $1 の値は

          "mydata" となり、 $2 の値は "data" となります。



          outpattern は、マッピングの結果生成されるファイル名を決

          定 します。 $1, $2, ..., $9 を指定すれば、 inpattern の

          テンプレートから得られる値により置き換えられま す。  $0

          は 元 の ファ イ ル 名 に よ り置き換えられます。さらに

          `[seq1,seq2]' という形式の指定は、 seq1 が SM NULL でな

          い ときは seq1 に、 NULL のときは seq2 に置き換える旨を

          表します。



          たとえば `nmap $1.$2.$3 [$1,$2].[$2,file]' というコマン

          ド を 実 行 すると、入力ファイル名が myfile.data または

          myfile.data.old の場合には出力ファイル名は  myfile.data

          と なり、入力ファイル名が myfile の場合には出力ファイル

          名は myfile.file となり、入力ファイル名が .myfile の 場

          合 には出力ファイル名は myfile.myfile となります。 out-

          pattern 中にはスペース文字が含まれていてもかまいませ ん

          (た と え ば  `nmap $1 | sed "s/  *$//" > $1' )。文字

          `$', `[', `]' `,' を特殊文字ではなく通常の文字として 扱

          う必要があれば、 \ を利用してください。



     ntrans [ inchars [ outchars ] ]

          ファイル名の文字変換機能を設定もしくは解除します。引 数

          指 定を省略した場合が解除となります。引数を指定すると、

          リモートファイル名を構成する文字は「出力先の リ モー ト

          ファイル名指定のない mput および put コマンド」の実行時

          に変換されます。同様にローカルファイル名を構成する文 字

          は 「出 力 先のローカルファイル名指定のない mget および

          get コマンド」の実行時に変換されます。



          本コマンドは、ファイル名規約の異なった非UNIXシステム の

          リモートホストに接続したい場合に便利です。 inchars で指

          定した文字がファイル名に含まれていると、 そ の 文 字 は

          outchars  中の対応する文字に変換されます。 inchars 内に

          おけるその文字の位置が outchars の長さを超えて い る 場

          合、その文字はファイル名から削除されます。



     open host [ port ]

          指定したホストのFTPサーバとの接続を確立します。オプショ

          ンであるポート番号が指定されると、 ftp はそのポートにお

          いてFTPサーバと接続することを試みま す。 ま た、  auto-

          login オプションがオンのとき(デフォルト)、 ftp はユー

          ザを自動的にFTPサーバにログインすることを試みます(詳細

          は後述)。



     prompt

          対話モードのプロンプトをオン/オフします。複数個の ファ

          イ ル転送を行う際、このプロンプトをオンすることにより、

          読み込むまたは格納する対象ファイルを個別に選択するこ と

          が 可能となります。デフォルトでは対話モードのプロンプト

          はオフとなっています。オフのときは、 mget また は  mput

          コマンドはすべてのファイルを無条件に転送し、 mdelete コ

          マンドはすべてのファイルを無条件に削除します。



     proxy ftp-command

          二次制御接続( secondary control connection )上で  FTP

          コ マ ン ドを実行します。すなわち本コマンドは、2つのリ

          モート FTP サーバに対して同時に接続し、それらのサーバ間

          での転送を可能とします。最初の proxy コマンドは、二次制

          御接続を確立するための open コマンドでなくてはなりま せ

          ん。 二次接続上で実行可能なその他のコマンドを知るために

          は、 `proxy ?' を入力します。



          以下のコマンドは、 proxy を伴って入力された場合、通常と

          は 異なった動作をします。 open は自動ログイン処理中には

          新たなマクロの定義は行いません。 close は既存のマクロの

          削 除 は 行 いません。 get および mget は一次制御接続(

          primary control connection )上のホストから二次制御接続

          上 の ホ ス トへファイルを転送します。 put, mput および

          append は二次制御接続上のホストから一次制御接続上のホス

          ト へファイルを転送します。第三者によるファイル転送は、

          二次制御接続上のサーバが PASV コマンドをサポートして い

          るか否かにより異なります。



     put local-file [ remote-file]

          指定されたローカルファイルをリモートマシン上に格納し ま

          す。 remote-file 指定が省略されたとき、リモートマシン上

          でのファイル名は、ローカルファイル名に対して ntrans  ま

          た は nmap 設定に基づいた加工を行って求められます。ファ

          イル転送時、「表現型式」、「ファイル構造」、「転送 モー

          ド」に関しては、現在の設定値が用いられます。



     pwd  カレントワーキングディレクトリの名前をリモートマシン 上

          に出力します。



     quit bye と同一機能です。



     quote arg1 arg2 ...

          指定された引数をそのままリモートFTPサーバに送信します。

          FTPからは返答コードが1個返されます。



     recv remote-file [ local-file]

          get と同一機能です。



     remotehelp [ command-name ]

          リモートFTPサーバのヘルプ機能を呼び出します。  command-

          name が指定されていれば、それもサーバに渡されます。



     rename from to

          リモートマシン上の既存ファイルの名前を from から to  に

          変更します。



     reset

          応答用のキューをクリアします。本コマンドは、コマンド と

          応答との順序をリモートFTPサーバのものに再同期させます。

          リモートサーバがFTPのプロトコルに違反する動作を行った場

          合、この再同期化処理が必要となることがあります。



     rmdir directory-name

          リモートマシン上の指定されたディレクトリを削除します。



     runique

          ローカルシステムにファイルを格納する際に一意なファイ ル

          名 を与える処理をオン/オフします。本機能がオンのとき、

          get または mget コマンドの対象となるローカルファイル の

          名 前 が 既存のファイル名と同一の場合、そのファイル名に

          `.1' が付加されます。その名前と同じファイルもすでに存在

          す る場合、 `.1' の代わりに `.2' が付加されます。このよ

          うにして増加させていき、 `.99' に到達しても既存のファイ

          ル 名と異なる一意な名前が得られないと、エラーメッセージ

          が出力され転送処理は中止されます。一意な名前が得られ た

          ら、そのファイル名が報告されます。なお、この runique 指

          定は、シェルコマンドで生成されるファイル名には影響を 与

          え ま せ ん(詳細は後述)。デフォルトはオフとなっていま

          す。



     send local-file [ remote-file ]

          put と同一機能です。



     sendport

          PORT コマンドの使用をオン/オフします。デフォルトでは、

          ftp  は 各データ転送処理に対して接続を確立する際に PORT

          コマンドの使用を試みます。複数ファイルを転送 す る 際、

          PORT コマンドを用いると時間の遅れを防ぐことができます。

          PORT コマンド実行が失敗すると、 ftp はデフォルトの デー

          タ ポートを使用します。 PORT コマンドの使用がオフの(使

          用を許さない)状態では、データ転送処理に対して の  PORT

          コ マ ン ドの使用の試みは抑止されます。このオフ指定は、

          PORT コマンドを無視するのにもかかわらず受け付けた 旨 を

          (誤って)表してしまうようなFTPシステムと接続するような

          場合に便利です。



     status

          ftp の現在の状態を表示します。



     struct [ struct-name ]

          「ファイル構造」を struct-name に設 定 し ま す。 な お

          struct-name  として指定可能なものは file だけです。これ

          はデフォルトの構造である「ファイル」に対応します。



     sunique

          リモートシステムにファイルを格納する際に一意なファイ ル

          名 を与える処理をオン/オフします。本機能をオンにする場

          合には、リモート FTP サーバが STOU コマンドをサポートし

          て いなくてはなりません。リモートサーバは、生成した一意

          な名前を報告します。デフォルトはオフです。



     tenex

          「表現型式」を、 TENEX マシンと通信するのに必要なタイプ

          に設定します。



     trace

          パケットトレース機能をオン/オフします(未提供)。



     type [ type-name ]

          「表現型式」を、 type-name に設定します。 type-name  と

          し て 指 定可能なものは以下のとおりです。「ネットワーク

          ASCII 」の場合は ascii 、「 image 」の場合は binary  ま

          たは image 、バイト長が8の「ローカルバイトサイズ」の場

          合は tenex ( TENEX マシンとの通信に使用)。  type-name

          を 省略すると、現在の表記タイプが印刷されます。デフォル

          トのタイプは「ネットワーク ASCII 」です。



     user user-name [ password ] [ account ]

          リモートFTPサーバに対してユーザ自身の名前等の属性を宣言

          します。サーバがパスワードを必要としているのに password

          指定を省略すると、 ftp はローカルエコーをオフにしてから

          パ スワードの入力を要求します。同様にサーバがアカウント

          を必要としているのに account 指定を省略すると、 ftp  は

          ア カウントの入力を要求します。アカウントが指定された場

          合、(リモートサーバがログイン時にアカウントを必要と し

          な ければ)ログイン処理が完了した後アカウントコマンドが

          リモートサーバに渡されます。この処理は、 ftp が「自動ロ

          グイン使用不可」状態で呼ばれた場合を除き、 FTP サーバへ

          最初に接続が行われた時点で自動的に実行されます。



     verbose

          冗長表示モードをオン/オフします。本モードがオ ン の と

          き、FTPサーバからの返答はすべて表示されます。さらにファ

          イル転送が終了するたびに、その転送処理の効率に関する 統

          計データも表示されます。デフォルトは、 ftp のコマンドが

          端末から送られてくる場合はオン、それ以外の場合はオフ で

          す。



     ?  [ command ]

          help と同一機能です。途中に空白を含んだコマンド引数は、

          引 用符(  )で囲むことができます。省略できないコマンド

          引数が省略されていた場合、 ftp はその引数の入力を要求す

          るプロンプトを出力します。



【ファイル転送の中止】

     ファイル転送処理を中止したい場合、端末のインタラプトキー(通

     常は CTRL-C )を使用します。その転送処理が送信の場合は、ただ

     ちに中止されます。受信の場合には、リモートサーバに対して ftp

     プロトコルの ABOR コマンドを送信し、以後受信するデータを無視

     することにより中止されます。この処理に要する時間は、リモート

     サー バ の ABOR 処理のサポート状態により異なります。リモート

     サーバが ABOR コマンドをサポートしていないときは、リ モー ト

     サーバが要求されたファイルを完全に送信し終わるまで ftp> とい

     うプロンプトは現れません。



     端末からのインタラプトキー入力は、 ftp がローカル処理を終 え

     てリモートサーバからの応答を待っている状態の場合には無視され

     ます。このモードでは待ち時間が長くなることがあります。その場

     合の理由は、上記の ABOR 処理の方法によるもの、もしくはリモー

     トサーバ側の誤った動作(たとえば ftp プロトコル違反)によ る

     も のが考えられます。後者が原因の場合、ローカル ftp プログラ

     ムを手動により終了させることが必要となります。



【ファイル名規約】

     ftp コマンドの引数として指定されたローカルファイル名は、以下

     の規則により処理されます。



     1)   ファイル名として `-' を指定すると、読み込みの場合は標準

          入力、書き込みの場合は標準出力が用いられます。



     2)   ファイル名の最初の文字が `|' の場合、残りの部分はシェル

          コマンドであると解釈されます。 ftp はその引数を指定して

          popen (3S) を使ってシェルを呼び出し、そのシェルの標準入

          力 からデータを読み込みます(または標準出力にデータを書

          き出します)。シェルコマンド中に空白文字が含まれてい る

          場合には、引用符で囲むことが必要です。(たとえば `"| ls

          -lt"' )。この機能の便利な使い方の典型的な例は  `dir  |

          more' です。



     3)   上記の2種類に該当しないローカルファイル名は、「グロ ビ

          ン グ」が有効な場合、 csh(1) で使用される規則に基づいて

          展開されます(詳細は glob コマンドの項を参照)。ロー カ

          ルファイル名を1つだけ必要とする ftp コマンド、たとえば

          put コマンドの場合には、「グロビング」処理により生成 さ

          れるファイル名のうち最初の名前のみが用いられます。



     4)   mget または get コマンドに対してローカルファイル名を 省

          略すると、リモートファイル名を case, ntrans および nmap

          設定に従って加工したものがローカルファイル名として使 用

          されます。 runique がオンの場合は、その名前がさらに加工

          されることがあります。



     5)   mput または put コマンドに対してリモートファイル名を 省

          略 すると、ローカルファイル名を ntrans および nmap 設定

          に従って加工したものがリモートファイル名として使用さ れ

          ます。 sunique がオンの場合は、その名前がさらに加工され

          ることがあります。



【ファイル転送用パラメータ】

     FTP 仕様では、ファイル転送に影響を与えるパラメータをいくつか

     指定することができます。「表現型式」としては以下のいずれかを

     指定できます・・・・「ネットワーク ASCII 」、「 EBCDIC  」、

     「  image 」、バイト長指定つきの「ローカルバイトサイズ」(お

     もに PDP10 および PDP20 シリーズ用)。「ネットワー ク  ASCII

     」および「 "EBCDIC" 」の場合には、さらにサブタイプ指定を伴い

     ます。このサブタイプは垂直方向のフォーマット制御 (  NEWLINE

     文 字 やフォームフィードなど)がそのまま渡される(ノンプリン

     ト)か、 TELNET フォーマット中に存在する( TELNET フォーマッ

     ト 制御)か、あるいは ASA( FORTRAN )中に存在する(キャリッ

     ジ制御( ASA ))かを指定します。 ftp がサポートする表記タイ

     プ は、「ネットワーク ASCII 」(サブタイプは「ノンプリント」

     のみ)、「 image 」、およびバイト長が8の「ローカルバイト サ

     イ ズ」( TENEX マシンとの通信に使用)。のみです。「ファイル

     構造」は以下のいずれかです・・・・「ファイル」(レコード構造

     なし)、「レコード」、または「ページ」。



     ftp はデフォルトである「ファイル」のみをサポートします。「転

     送 モー ド」は以下のいずれかです・・・・「ストリーム」、「ブ

     ロック」、または「ページ」。 ftp はデフォルトであ る 「ス ト

     リーム」のみをサポートします。



【関連項目】

     csh(1),  ls(1V),  rcp(1C),  tar(1),   popen(3S),   netrc(5),

     ftpd(8C)



【使用上の留意点】

     多くのコマンドは、その実行が正常に行われるか否かはリ モー ト

     サーバの動きにより決まります。



     以前は表記タイプが「ネットワーク ASCII 」の場合 に  4.2  BSD

     コードハンドリング転送におけるキャリッジリターンの扱いに誤り

     がありましたが、この誤りは修正されました。ただしその修正の影

     響で、表記タイプが「ネットワーク ASCII 」のとき、 4.2 BSD へ

     のもしくは 4.2 BSD からの転送が正しく行われないかも知れま せ

     ん。 この問題を回避するには、表記タイプとして「 image 」を使

     用してください。